
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、相手の幸せを願い、贈られた人は幸せが訪れると言われる北欧雑貨をご紹介いたします。
ヨーロッパの北部にラップランド地方と呼ばれる地域があります。
スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・ロシアの四ヶ国にまたがった地域で、ここの先住民であるサーミ人が日常的に使っているのが本日ご紹介する木製のカップです。
スウェーデン語ではコーサ、フィンランド語ではククサと呼ばれていますが、どちらもサーミ人が伝統的に使ってきた木製カップの工芸品を意味します。
自然の中での暮らしなので、川の水やスープなど飲んだりする時にすぐ使えるよう体にくくりつけて携帯しているそうです。
コーサは白樺のこぶをくり抜いて作られるのですが、サイズやデザインは様々あり、さすが暮らしを楽しむ北欧の人達ならではの工芸品だなと思います。
特にヴィンテージのものは唯一のデザインものが多く、見つけた時はかなりテンション上がります!
というのも、現在では成長した白樺が貴重になってきているので、違う木材で作られているものが多く流通されています。
それらは手作りでなく機械的に作られた整った形の製品も多いです。
どちらが良い悪いではなく、結局は好みだろうなーと思います。
写真のものは長さ12cm程で割と小さい方になります、大きいものだとマグカップ位の容量のものもありますね。

手のひらサイズで小さいですが、小さいからこそ登山などアウトドアでもカラビナで簡単にバッグに付けられます、気分的にも北欧感がグッと出ますね!
(気分って大事ですよね^^ 特に私は形から入るタイプなので・・・)

持ち手に模様が描かれています、何か意味があるのか・・・想像するのもヴィンテージの楽しみです。
そして、コーサの素敵なところは、贈られた人は幸せになるという言い伝えがあることです。
よくあるのは、「手に入れたり持っていると幸せになる」というものですが、それらは贈られるのではなく、自分で手に入れるのがほとんどの場合だと思います。
コーサには、贈る人が相手の幸せを願って贈るもの、という意味が込められており、相手を思いやるという贈る側の視点が存在しています。
だからこそ、「贈られた人は幸せになる」という言い方の言い伝えになっているんだと思います。
結局は持つ人が幸せになる、と言ってしまえばその通りですが、私は大きく意味が違うかなと感じています。
相手の幸せを願う贈りもので、贈られた人は幸せになるっていう言い伝えというかその文化、素敵じゃないですか?
現在でも様々なコーサが販売され広まっており、日本でも見かけるようになりました(ヴィンテージになるとなかなか見つけられないかもしれませんが・・・)
実際に使わなくてもインテリアとして置くだけで素敵だと思います、コーサが置いてあるとなかなか目を引くんじゃないでしょうか!またプレゼントにも良いですね。
ほんとは誰かから贈ってほしいけど・・・待ってられないから気に入ったのがあれば自分で買っちゃうことになりそうな気も・・・笑

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